わたしたちのがん治療の基本方針は、人の性格や顔に夫々個性が有るように、癌にも夫々の特性や個性が有ります。そして、癌の進行度、年齢や性別・部位・転移の仕方も関係します。そのことを踏まえて、一人ひとりの個性にあった治療法をコーディネートすることです。そして多くの特性が生じる病気である為、治療法も多く存在しております。
問合せで「完全に治るのか?何の治療方が良いのか?治療費がどれぐらいで効果はどうなのか?」との多くの質問をお受け致します。この治療が一番と言うことは一言では言えないのが真実です。あなたにとっての一番の治療が何かを医師のカウンセリングの下、一緒に探すお手伝いをすることが当社の意義だと感じております。
数多くの信頼する病院、クリニックと提携して、常に患者様にとって最良の医療を探求しております。まずは、来日戴き医師とのカウンセリングを受けて戴くことが、スタート台に立つことです。問合せを繰り返し、悩んで考えた末時間だけが経過して来日する前に亡くなってしまった方も多くいます。
100%治るから来て下さいと言いきれない病気なのが、癌と言う病気です。そのためもどかしさを感じます、どうか諦めないで決断して戴ければ可能性はあると信じております。がんであることがわかったら、まず自分の癌の種類や特徴、病期や転移などの進行度合いを正確に把握することが大切です。その上で「癌と戦おう、癌に打ち克とう」という前向きな気持ちが求められます。治療方法についても、その治療を信じるだけではなく、正しいのか、最良の治療なのかどうかを知るために、医師と実際にカウンセリングを図ることが大切です。
この病気は少しでも早く戦うこと。
分かり易く例えると、この病気は一つの癌細胞が2個→4→8→16と細胞分裂して増えてくる病気です。通常の細胞は再生を繰り返しますが、癌細胞は死にません、増える一方の細胞です。潜伏期間は5年~20年ですが早期癌として(PET-CTで発見できる大きさの5mm(約1.3憶の癌細胞数)程度の癌は進行癌となって3年足らずで末期癌4cm(約350憶の癌細胞数)に成長することも良く有ります。又、手術・放射線治療・抗がん剤治療で完治しても再発し、5年生存率は50%以上と言われている病気だからです。また、再発した場合は手術が困難になってしまい、複数に転移と言う話も多くあります。少しでも早く治療や予防をすることが重要です。
この病気は総力戦で戦うこと。
癌を全て取りきれてない、転移が開始されていた、発見出来なかった潜伏期間の多数の癌が出てきた等、様々理由で再発します。
それはひとつに、がんとの闘いは通常は長期戦であること。そして、先に述べた手術・放射線治療・抗がん剤治療(日本の標準治療3大治療)など、からだに負担になる標準的な治療中またはその後においても併せて使える治療があり、それをすることが大切であると強く思うからです。
この病気の日本医療の体制
日本においての大きな病院、大学病院では、国が首都圏も地方も同じ治療を受けられるようにと、厚生労働省の指定している治療しか基本的には出来ません先に述べた標準治療三大治療で、ほんの最近オプジ―ボ(PD-1)も出来るようなったのが実情です。当社も標準治療3大治療をお勧めする場合は総合病院をコーディネートしております。
アジアでナンバーワンと言われる癌有明病院を始め、日本大学や多くの病院をコーディネート出来ます。ダヴィンチ手術も可能です。当社として東海大学付属病院なども特に信頼をしている病院の一つです。
そして、最新治療と言われる治療の遺伝子治療、免疫治療等はクリニックで行われています。国の許可は当然得て実施しております。
セカンドオピニオンで参考となる資料
診察の経緯や診断などを記録した診療情報書
がん診断の基となった病理などの報告書
CTやMRIなどの画像情報。内視鏡検査などの所見
腫瘍マーカーなどの血液データ
その他、腫瘍検体やPET-CT、遺伝子検査のデータ等
ここで述べたいことは、標準治療と合わせて最新治療を行うことです。この病気は総力戦で戦うことが特に重要だと感じております。
また、医者から余命を告げられた患者様の多くが延命を遂げております。また、夫々の病院、クリニックでは余命を告げられていた患者様が完治した。ステージ4から完治したなど、多くの症例も直接聴いております。
そして、多くの癌患者の問合せを受けているなか、どの治療が良いのか?人生を諦めず、悲観せず少しでも早い決断をすることが重ねがさね大切です。
副作用が少なく効果が期待でき、からだの回復を促す治療を、がんの患者様にご提供することに力を注いでおります。
金額の目安
・カウンセリング費用は2万日元~10万程度
・200万日元~(あなたの特性にあった治療方法によって価格は大きく変わります)
・別途医療通訳費、コーディネート費がかかります
下記に最新治療の例を記します。
重粒子・陽子線・ホウ素線治療
■陽子線治療とは水素の原子核である陽子を光速近くまで加速し、がん組織に衝突させることによりがん細胞を消滅させる放射線治療です。最も大きな違いは体内での放射線の分布の違いです。従来の放射線治療では体表面近くで線量が最大になり、除々に線量が減少するのに対し、陽子線は止まる直前に高い線量を体内に落とす特徴があるため、癌により多い放射線を与えることができ、より高い効果と同時に正常組織に対する障害を減らすことが可能となります。効果も放射線治療より高いと期待されています。現在、陽子線治療に向いていると考えられる癌は、「頭頚部、肺、肝臓、前立腺、膀胱、直腸癌術後の骨盤内再発や単発性の転移性腫瘍(肝転移、肺転移)です。
■ホウ素中性子補足療法(BNCT)
中性子とホウ素との反応を利用して、正常細胞にあまり損傷を与えず、ホウ素薬剤を選択的に取り込みやすい癌細胞のみを死滅させる治療法です。
現在は臨床研究の段階です。癌細胞と正常細胞が混在している悪性度の高い脳腫瘍をはじめとする難治性の癌に特に効果的と考えられています。
遺伝子治療
日本の三大標準治療(手術、抗がん剤治療、放射線治療)との併用が可能であり、治療効果を大幅に高める治療方法といえる。また三大治療が不可能な状態でも治療が可能であり、肉体的負担が極めて小さく、副作用がほとんど認められない治療方法である。また、対象外の部位にも有効性を発揮し、免疫療法との併用で免疫の治療効果も大幅に高めます。
癌を手術で完全に取り切れる確率は、残念ながら100%ではありません。腫瘍マーカー、PET等で癌の存在がある程度判断できても、画像で見つからない転移や手術によって体内に散らばってしまった癌にも有効的であり、再発と転移のリスクを著しく減らすのが遺伝子治療です。
当社が提携しているクリニックにおいても、400症例以上の患者様に対して有効で有ったと報告を受けております。
遺伝子治療タンパク(CDC6kdRNA、PTEN、p16、p53)の抑制遺伝子を点滴することで癌細胞の暴走をストップさせ、ストップできないものに関しては自滅させることで、癌細胞を消滅させる治療法です。
当社提携のクリニックにおいては、腫瘍がほぼ消失したのが10%、腫瘍の縮小率50%以上が30%、腫瘍の縮小率が50%以下から増大率25%以下が50%、腫瘍の増大率25%以上が10%との結果です。
増殖する癌の特性から90%の患者様に効果が認められたとのことです。
免疫治療
「免疫治療」は人の体にもともと備わっている免疫系の力を活性化させる治療です。そのため副作用など生体に与える悪影響が少ないのが特徴です。
簡単に歴史を辿ると、1970年代をスタートに第一世代としては「picibanil」(溶血性連鎖球菌)や「krestin」といった細菌やキノコ由来の免疫療法剤です。第2世代で「サイトカイン療法」と言われ「インターフェロン」や「インターロイキン」を投与し、免疫を活性化させる免疫療法剤です。第三世代はリンパ球を取り出し培養し、それを体内に戻すことで癌に対抗するというものです。NK細胞療法、LAK療法、BAK療法、活性化リンパ球療法などと呼ばれています。第四世代は樹状細胞ワクチン療法と呼ばれ、樹状細胞に癌の情報を「ペプチド」という分子の免疫系群に注目して、人工的につくった癌抗原を利用して免疫系が癌に対して特異的に攻撃出来る方法です。東京大学医科学研究所の中村祐輔教授らが研究を行っている「がんペプチドワクチン療法」です。これとは別に、患者本人から採取した癌細胞を使って、樹状細胞にがん抗原を教える方法などもあります。
また、ノーベル賞を取った、本庶医学博士のオプジーボ(PD-1)20%から30%の効果が得られる免疫チェック阻害要因の治療もあります。そして、現在は第四世代を進化させた多価樹状細胞治療や第五世代と言われる融合細胞治療、そして遠隔治療が可能なマクロファージ活性療法が日本では受けることが可能となっております。この三つに関しては下記に記します。
■多価樹状細胞治療(マルチ・ハイブリット免疫療法)
第四代疗法的最新前沿。
第四世代の最新系と考えられている治療法となります。
樹状細胞ワクチン製造に係る一連の技術について日本・米国・欧州・韓国で特許を取得している独自のオーダーメイド型樹状細胞療法です。一人ひとりのがんに合わせてペプチド(抗原)を配合します。ペプチドが多いほど治療効果が高まります。WH1・MUC1・CEA・Her2・NY-ESO-1など長鎖化したペプチドで効力の高い樹状細胞ワクチンをつくることに成功した治療法です。25mlの血液採取から樹状細胞と活性NK細胞を培養する特許を取った治療法です。1クール:2週間に1回、採血と投与を5回繰り返します。多種類のがんに実績があり、特に肺、膵臓、大腸、胃、乳、頭頸部、肝臓がんに実績があります。当社の提携しているクリニックではCPC(細胞培養センター)を自社で管理、培養しております。
■融合細胞治療
体内から単球を取り出し、対外で育てた樹状細胞と、がん患者から採取したがん細胞を使う点は第四世代と似ていますが、異なるのはがん抗原「ペプチド等」を使わない点です。樹状細胞と癌細胞を細胞融合(フュージョン)させてがん細胞の遺伝子レベルの情報を有した新たな細胞、融合細胞(フュージョン細胞)をつくり体内に戻す治療です。利点は、癌が隠れてしまっても癌のDNAの情報を把握して、特異的に癌を攻撃出来ることです。この細胞の融合は治療法を開発したハーバート大学の特許になっています。日本で治療が可能なのはハーバード大学のドナルド・キーフ教授と日本の大野典也医学博士の共同研究者という立場なので限られたクリニックで治療が可能となっています。
画像評価で臨床的有効率が40%、73%で病状の進行を防いだ実績があると報告を受けています。
脳腫瘍、乳癌、皮膚がん、多発性骨髄腫にも大きな成果をあげています。
■マクロファージ活性化療法
マクロファージは白血球の5%を占める単球から分化する免疫細胞の中心を担う細胞で、生体内に侵入した細菌・ウイルス、癌細胞をも貧食し消化する細胞です。このマクロファージを活性化させる治療法となります。
約240ml~360mlの患者様ご自身の血液よりGcプロテインを取り出しCPCで酵素処理をしながら、最強のGcMAF(マクロファージを活性化させる物質)を製造し、注射する。そして免疫のスイッチをONにする。これがマクロファージ活性化療法です。
特に、がん・エイズ・B型肝炎・C型肝炎・ヘルペス・インフルエンザ・肺炎・結核・EBウイルス感染症等に有効です。副作用も少ない治療です。
原則3~7回/1Wの筋肉注射となります。
この治療は本人の血液を使用するのが原則ですが、ご家族の血液からも採取培養出来ます。血液型も関係ありません。その為、患者自身が来日することが不可能な場合もご家族様に来日戴き、血液採取してワクチンをつくることが出来ます。そしてワクチンと注射器を提供出来る治療法です。
有料とたりますが、テレビカウンセリングとなります。
上記が現在当社で主に推奨している治療法となっております。
近未来の日本の癌治療
■CAR-T療法
白血病に効果が高く83%から白血病細胞が消滅した実績があります。アメリカではB細胞性白血病に対して承認されていますが約5,000万と非常に高価です。現在別の癌に対応する抗体も進んでおり日本では2020年度の実用に向けて研究が進められております。
■光免疫療法
米国立がん研究所の主任研究員である小林久隆先生が開発した治療法で、IR700という抗体を直接投与し、2~3日後がん細胞に到達したあと、光ファイバーを用いてが癌細胞へ近赤外線を照射する。すると、癌細胞がみるみるふくらみ、勝手に破裂するといった治療です。2015年にアメリカで行われた治療では15人中14人は癌が縮小し、うち7人については消失したという実績もあり、現在実用化に向けてアメリカと日本において、急ピッチで実用化に向けて進めている治療法です。
■ナノ粒子DDS治療
治療の難しい膵臓癌にも効果が期待されている治療法です。100ナノメートルほどのリポソームと言う粒子に抗がん剤を封印してがん細胞に送り込む治療法で日本では2020年に実用化予定となっています。
がん治療においては自身で治療選択して、信じられる医師のもと、治療を受けることが重要です。このことで未知なる免疫力の効果が上がり完治する確率が向上することも実証されています。そして、がん治療後においても再発防止のために、遺伝子治療や免疫治療を併用して行うことをお勧め致します。
最後に、この事業を始めたきっかけになったのは、親戚の末期がんがスタートでした。日本の多くの病院を調査、コーディネートして、施術し、現在も元気にしております。このことを中国の多くの人に繋げようと、この事業をスタート致しました。現在医療コーディネート会社は日本で日々生まれております。しかしながらリスクが高い癌に対しては真摯に真面目に取組む企業が少ないのが現状です。私たちは今後も死亡率の高い癌だからこそ積極的にコーディネートして行くべきと考え、常に最良の治療を探求し、取り組み続けて参ります。
鋭正国際コーディネート株式会社 代表取締役 佐藤 鋭